【てい子与那覇トゥーシー通信員】1951年発足のハワイ沖縄連合会(HUOA)の2018年第68回の就任式は20日、ハワイ・オアフ島にあるハワイ沖縄センターで900人以上が参加し盛大に開催された。会長に選ばれた高良・コートニー・きえさん(31)は中城村人会員の4世で、歴代66人の会長のうち、7人目の女性で最年少である。

ハワイ沖縄連合会の2018年の幹部・役員ら。前列中央の琉装の女性が高良会長

連合会などに貢献したとして2017年の「名誉あるウチナーンチュ」に選ばれた45人

ハワイ沖縄連合会の2018年の幹部・役員ら。前列中央の琉装の女性が高良会長 連合会などに貢献したとして2017年の「名誉あるウチナーンチュ」に選ばれた45人

 コートニーさんは法律学を専攻し、現在はセントラル・パシフィック銀行で監査役として勤務している。三線やエイサー、ウチナーグチなども学び、ステージでは三線も披露した。07年に沖縄を訪問。15年にも3カ月、研修生として滞在した。会長の重責を任され「われわれ連合会のメンバーは互いに励まし合い、サポートしたいと思う。一緒に働くことによって、組織の成功につなげたい」と意気込みを語った。

 HUOAは泡瀬同志会、羽地クラブ、北中城村人会、宜野座村人会、与那原町人会など50のクラブから成立。中には「ヤング・オキナワンズ・オブ・ハワイ」「ハワイ沖縄系図研究会」なども含まれている。傘下のクラブ会員は約4万人を誇る。

 目指す理念は(1)ハワイでの沖縄の歴史、芸能文化の保存・継承(2)基盤をつくり上げた1世への敬意表示(3)各クラブの基盤を重んじる(4)ハワイ独特の文化の多様性を重んじる(5)沖縄県との友好関係を支援し、その絆の維持に積極的に努める−など。

 就任式では、県系の裁判官、キャレン・T・ナカソネさんが壇上の役員全22人に宣誓させるなどユニークな取り組みもあった。来賓として県系3世のハワイ州知事、デービッド・イゲ氏も激励のあいさつを述べた。翁長雄志沖縄県知事からのメッセージも寄せられた。

 午後からは余興があり、糸満系4世でサンダー先生の愛称で知られる、安冨祖流のサンダー・グラント・村田師範(56)の地謡を中心に、踊りや太鼓などが披露された。04年から1年間、沖縄県立芸術大学に留学したダズマン・セイイチ・トグチさん(35)は「鳩間節」など、玉城流のフランセス・仲地・久場師範(49)は自身の創作琉舞を弟子たちと披露し、喝采を受けた。ほかに子どもや若者たちの太鼓や三線、踊りもあり、未来のハワイの沖縄芸能継承に希望を抱かせるステージとなった。