沖縄県名護市辺野古の新基地建設をめぐり、石井啓一国交相が翁長雄志知事による埋め立て承認取り消しの効力を停止する方針を固めたことに、米軍キャンプ・シュワブのゲート前で座り込む市民らは「法治国家を語るな」などと抗議の声を次々に上げ、建設阻止に向けてさらなる結束を確認した。

名護市辺野古の新基地建設に抗議する市民ら=27日午前8時ごろ、米軍キャンプ・シュワブのゲート前 

 沖縄平和運動センターの山城博治議長は「厳しい状況だが想定内。めげることはない」と強調。「結果として、われわれは1年半近く工事着手させていない。このことに勇気を持ち、必ず勝利しよう」と呼び掛けた。

 ヘリ基地反対協議会の安次富浩共同代表は「民主主義を根本から揺るがす政府の手法を許してはいけない。(阻止に向け)11月が大きなヤマ場になる」と語った。

 市民ら約40人は午前7時から、ゲート前で抗議運動を展開。「新基地を造らせない」「埋め立てさせない」などと拳を上げた。

 一方、辺野古沖では、新基地建設に反対する市民らが船4隻、カヌー13艇で警戒。午前10時半現在、沖縄防衛局による作業は実施されていない。