【宜野湾】かつて地域の中心としてにぎわいながら今は活力を失い空き店舗が目立つ宜野湾市普天間の商店街に再び人の流れを。市商工会と同地域の11店舗は24日、そんな願いを込めた「100円商店街」を開催した。全国各地の商店街再生につながったという手法に県内で初挑戦した。

「100円商店街」用に準備したタマネギを販売するハワイアンキルト店「サムシング・グッド」の佐敷美枝子代表(左)=24日、宜野湾市普天間

 100円商店街では、参加各店が100円の特価商品を店頭に並べ販売する。この特価商品の精算は店内で行うのがミソで、それにより買い物客が地域商店に感じる「一度店に入ると何か買わないといけなくなる」といった敷居の高さを解消し、店内での「ついで買い」も誘発する効果が期待できるのだという。

 店の商品にこだわる必要もなく、他県ではポスター大の写真を100円で印刷する建築士事務所など「商店」以外も多数参加する。現在では全国約310の通りで定期的に行われ、にぎわい回復につながっているという。

 市商工会と地域の有志商店主は、この100円商店街を始めたNPO法人アンプ(山形県新庄市)の齋藤一成理事長と勉強会を重ね、今回は商業施設「サンフティーマ」を中心に食品、花、スポーツ用品店など11店が参加。各店はお菓子や野菜のほか、あめ玉のつかみ取りなどを目玉に、にぎわい回復を図った。今後も定期的に行い、参加店も拡大したい考えだ。

 事前PRをほとんどしなかったこともあり他地域と比べると参加は少なかったが「普天間には面白い店がまだまだある。本格実施前の取り組みとしては良かった」と仲村薬局の仲村将宗さん(35)。またハワイアンキルトの店「サムシング・グッド」の佐敷美枝子代表は「うちのような業種はなかなか気軽に立ち寄ってもらえない。こういう機会は月1回くらいあってもいい」と地域の人たちとの思わぬ出会いを楽しんでいた。