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  • コープおきなわが支援してきたラオスの地酒が製造・販売段階に
  • 現地の一般的な酒より10倍も高額だが高品質を売りに富裕層を狙う
  • ラオラオ酒は泡盛のルーツともいわれ、夏までに沖縄輸出も目指す

 コープおきなわが東南アジアのラオス・サイー村で産業化を支援してきた地酒「ラオラオ酒」が販売段階にこぎつけた。2月2日から4日までの3日間、首都ビエンチャンで開かれる「ラオス・ジャパンフェスティバル」で、現地の邦人や富裕層などへ売り込む。ことし夏ごろまでには沖縄への輸出も目指している。コープのプロジェクトリーダー、石原修氏は「日本の技術を使った日本ブランド品として付加価値を高めて販売し、農家の所得を向上させたい」と意気込みを話した。

コープおきなわが支援するラオラオ酒の「美らラオ」(コープおきなわ提供)

初販売に向け、ラオラオ酒を箱詰めする女性=25日、ラオス・サイー村(コープおきなわ提供)

コープおきなわが支援するラオラオ酒の「美らラオ」(コープおきなわ提供) 初販売に向け、ラオラオ酒を箱詰めする女性=25日、ラオス・サイー村(コープおきなわ提供)

 ラオラオ酒は「美らラオ」の名で、300ミリリットルと500ミリリットル入りを販売する。アルコール度数は40度。値段は日本円で500~700円程度。現地で量り売りされる一般的な酒より、約10倍も高額だが、品質が高く衛生的なため、富裕層への販売が期待できるという。

 フェスティバルでは500本を販売予定。農家の女性らが立ち上げた協同組合のメンバーが販売方法を学ぶ場としても位置付ける。今後、月4200本分(720ミリリットル換算)を生産する方針で、4分の1ずつを日本とベトナムなどの周辺国で、残りはラオス国内での販売を見込んでいる。

 製造工場は昨年12月に完成。久米仙酒造(那覇市)から大量生産や品質管理などの技術を学び、今月2日から製造を始めている。

 石原氏は「現地の女性たちが販売方法を模索することによって、支援終了後も継続できる。マネジメント力をアップさせ、女性の地位向上につなげたい」と力を込めた。

 コープは、JICA沖縄の草の根技術協力事業を活用し、2016年から同村で支援を開始。農家の女性17人が協同組合を設立し、品質向上や販路拡大を目指してきた。ラオラオ酒は泡盛のルーツともいわれる。女性たちが家庭で手作り、販売して現金収入を得ていたが、生産量が限られるなどの課題があった。