沖縄タイムス社(豊平良孝社長)と琉球銀行(川上康頭取)が共同でベンチャー企業の育成に取り組む「オキナワ・スタートアップ・プログラム」で、採択社を対象にした資本政策セミナーが26日、那覇市のタイムスビルであった。プルータス・コンサルティングの中川卓也エグゼクティブ・ダイレクターが、資金調達における株式の役割や活用方法を話した。

プルータス・コンサルティングの中川ダイレクターから資金調達について学ぶ「オキナワ・スタートアップ・プログラム」の参加者=26日、那覇市のタイムスビル

 中川ダイレクターは、スタートアップは企業価値を向上させて株式上場や企業の合併・買収(M&A)を目指すことと説明。その成長に欠かせない株式には財産と議決権の二つの役割があり、戦略的に取り扱う重要性を指摘した。投資家への株式配分の失敗例を交えつつ、目標達成までの課題や解決方法を語った。

 経営コンサルティングを行うU&Iの上間喜壽(よしかず)代表は、5~7年後の上場を見据えた資金調達のタイミングや株式の種別、金融機関からの借り入れなどを相談した。「投資家から話があり、相互に利益が出るよう選択していきたい」と意欲をみせた。

 同プログラムは、市場調査やパートナー企業のマッチングなどの支援を行い、3月3日に投資家を招いたビジネスプラン発表会を沖縄科学技術大学院大学(OIST)で開く。