【国頭】国頭村宇良に、2匹の「ごみ出し犬」がいる。区長の宮里博さん(77)、ヨシ子さん(70)夫妻が飼うブッチー(雄・7歳)とチャロ(雄・3歳)。自宅から100メートルほど離れたごみ捨て場まで袋をくわえ、連れだって歩く。

ごみ袋をくわえ、ごみ捨て場まで運ぶブッチー(手前左)とチャロ(同右)。左後方は区長の宮里博さん、右は妻のヨシ子さん=23日、国頭村宇良(西江千尋撮影)

正午の鐘を合図に、自分たちで餌入れのボウルを持って宮里博さん(右)に渡すブッチー(左)とチャロ(左から2匹目)(西江千尋撮影)

ごみ袋をくわえ、ごみ捨て場まで運ぶブッチー(手前左)とチャロ(同右)。左後方は区長の宮里博さん、右は妻のヨシ子さん=23日、国頭村宇良(西江千尋撮影) 正午の鐘を合図に、自分たちで餌入れのボウルを持って宮里博さん(右)に渡すブッチー(左)とチャロ(左から2匹目)(西江千尋撮影)

 毎日のごみ出しで一輪車を使っていたヨシ子さんが「ごみ行くよ」と声を掛けたら、手伝ってくれるようになった。2匹ともしっぽを振って喜ぶが、大柄なブッチーは「重い方を持たせようとすると、軽いのを取ろうとする」と、ヨシ子さんは笑う。

 ブッチーは知人から譲り受けたボーダーコリー。チャロは3年前、名護市民会館近くで拾った。連れて帰ると、すぐにブッチーと仲良しになったという。

 毎日2回の餌のうち1回は、正午ちょうどにあげている。2匹は行政無線で流れる時報のチャイムに「ピクッ」と反応。自ら餌入りのボウルをくわえ、博さんの所に持ってくる。

 「最初はボウルが目の前をふさいでいたが、前が見えるように工夫してくわえている」と感心する博さん。「かけた愛情以上に、癒やしをもらっている」と目を細めた。