【名護】稲嶺進名護市長は29日午前、辺野古の新基地建設の抗議が続くキャンプ・シュワブのゲート前を訪れ、名護市や県が反対する中、沖縄防衛局が埋め立て本体工事に着手したことに「県民に寄り添うと言いながら、問答無用という形にしか映らない。これが許されていいのかということを多くの人に知ってほしい」と憤った。

辺野古新基地建設に反対する市民らの前で、本体工事着手を批判する稲嶺進名護市長=29日午前9時40分、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブのゲート前

 政府の狙いを「辺野古が進捗(しんちょく)しているように国民、米国に示したいのだろう」と指摘。一方、県が着工の前提となる事前協議は終了していないと認識していることや、名護市との調整も残ることに触れ「何もクリアされていない。したがって、本体工事に着手するというものではない。既成事実を知らせるためにやっていると思う」と防衛局の対応を批判した。