沖縄県うるま市出身の人気バンド「HY」のドラマーの名嘉俊さん(34)が23日、母校の川崎小学校でキャリア教育のために講話した。小学校時代の夢や音楽の道に進むまでのエピソードを紹介。児童たちに「まだ好きなことがない人はまずは見つけて、すでにある人はそれをどんどん好きになって。そして仲間を大切に、楽しく過ごしてください」とエールを送った。

HYの名嘉俊さん=23日、川崎小学校

川崎小の児童らに「好きなことをいっぱい見つけて」と話すHYの名嘉俊さん=23日、川崎小学校

HYの名嘉俊さん=23日、川崎小学校 川崎小の児童らに「好きなことをいっぱい見つけて」と話すHYの名嘉俊さん=23日、川崎小学校

 中学でHYのメンバー2人と出会い、3人でギターを練習していた。だがメンバーから「3人ともギターを弾くのは面白くないから俊はドラムをやれと言われ、試しにたたいたら面白かった」とドラムを始めたきっかけを紹介。

 高校に進学し、ほかの2人と出会い5人でHYを結成した。高3で進路に悩み、両親にミュージシャンになりたいと相談したら笑われたことも。最後の思い出としてオリジナルの曲を作りレコーディングした。「これでみんな違う道に行くんだ」という気持ちだったという。スタジオのスタッフから「良い曲だね、外で弾いてみないか」と誘われ、5人で相談し、悩み抜いた末に音楽の道に進むことを決めた。「5人ならきっと大丈夫だという気持ちになった。みんなも仲間は大切にしてほしい」と話した。

 児童からの質問タイムもあった。「どんな小学生だった?」との問いに「川崎小が大好きで、6年間皆勤賞だった」と笑顔。心掛けていることは「自分が一番楽しんで演奏すること」。将来のために必要なこととして「何より自分を信じること。そして一人で悩まないで、親や周りの人に相談すること」とアドバイスした。

 6年の山田琉夏(るな)さん(12)は「HYが大好きなので、憧れの人が母校の出身でびっくり。名嘉さんの話を聞いて、これからもっと夢中になれることを見つけていきたいと思った」と笑顔。カラオケでHYの曲をよく歌うという6年の兼次愛香(まなか)さん(12)は「自分は夢中になっていることがまだないので、もっといろんなものに目を向けてたくさんのことにチャレンジしたい」と目を輝かせた。