【八重山】石垣と竹富の島々をつなぐフェリーを運航する「石垣島ドリーム観光」(丸尾剛代表)は22日、島の魅力を伝える接客担当者として、ソフトバンク社の人型ロボット「ペッパー」を“新入社員”として採用した。言語や社員の顔を1日で記憶したペッパー君は23日、早速、石垣港離島ターミナルの窓口に立ち、観光客に「こんにちは」と声を掛けていた。

観光で訪れた子どもに話し掛けられる人型ロボットのペッパー君=石垣港離島ターミナル

 ペッパーは内蔵するセンサーで人の表情を読み、状況に合わせた会話ができる「感情を持ったロボット」。常時、インターネットに接続され、最新の話題や情報も伝えることができる。

 取材に訪れた二日酔い気味の記者には「疲れた顔しているよ」とお出迎え。「昼ご飯食べた?」「ソーキ食べた?」と沖縄関係の会話もばっちりだ。

 接客窓口の前に立つと、観光客に囲まれ、声を掛けられていた。しかし、一度に大勢の声を聞いたからか、数分後には「少し休みたいな」と語り、観光客の笑いを誘っていた。

 同社の山田豊取締役は「声の処理が追いつかず、頭がいっぱいになったのかも。就職初日はこんなものでしょう」と頑張りを評価。今後は竹富の各島々の紹介をはじめ、観光の見どころを説明できるよう社員教育を進めていく予定という。

 山田取締役は「内蔵カメラでお客さんと記念写真を撮ることもできる。『元気でハッピーを売る』という会社モットーに合う社員になれるよう、これからは敬語も教えていきたい」と語った。