名護市辺野古の新基地建設で、沖縄防衛局は普天間代替施設の用地として約152・5ヘクタール、建設工事のための作業ヤードとして辺野古漁港の両側と対岸の約4・6ヘクタールの海域を埋め立てる。必要な土砂は東京ドーム16・6杯分に相当する約2062万立方メートルになる。

沖縄防衛局による辺野古新基地建設の工事計画

 事業全体の工期9・5年。昨年8月に海上ボーリング調査と実施設計を始め、約1年の予定だったが、まだ完了しておらず、2カ月以上遅れている。

 29日に着手した埋め立て工事は5年を見込む。着工1年目に作業ヤードのほか、すでに業者と契約している汚濁防止膜や工事用仮設道路、海上作業ヤードの設置、護岸建設、土砂浚渫(しゅんせつ)などに着手する計画だ。

 ケーソンや護岸で沿岸を囲った後、県外から購入予定の土砂を投入する埋め立て作業は2年目から本格的に始まる。

 辺野古漁港の作業ヤード整備は、漁港を管理する名護市との調整が続いている。美謝川は水の流れに影響が出るため切り替え工事に取り掛かることになっているが、設計の変更が必要。どちらも2年目の前半までに終える計画だが、現時点で着工のめどは立たない。