浦添商業高校のブライダル実習が26日、糸満市西崎町の総合結婚式場で行われ、国際観光科の3年生78人が職員に代わって新郎新婦の案内や結婚式でのオルガン演奏、披露宴の司会などをこなした。生徒たちは「一生に一度の晴れ舞台。失敗できない」と話し、役目を終えるとほっとした表情を浮かべた。

浦添商業高校生が結婚式と披露宴を手伝ったブライダル実習=26日、糸満市のNBCサムシング・フォー西崎

 ブライダル業を目指す生徒らが入学する同科では、おもてなしの心を学ぼうと10年ほど前から同様な取り組みを行っている。新婦で会社員の垣花美咲さん(23)=宜野湾市、旧姓・宮里=が同校卒業生で、夫で県職員の司さん(28)と共に快諾した。

 生徒たちは昨年11月から垣花夫妻と打ち合わせを開始。2人が好きという本をテーマに絵本の表紙を席札に貼り、本型のケーキに入刀するアイデアを共に考え、洋菓子店に発注するなどした。

 白の上着、黒のズボンで服を統一した生徒たち。挙式のリーダーを務めた3年山里一楓(いちか)さんは「一から流れを確認することで、何事もなく本番を終えることができた。夢は信頼されるウエディングプランナー」と話した。

 新婦の美咲さんは「会場の空気を体感し、将来のために役立ててほしかった。みんなに任せて良かった」と喜んだ。

 同校の木村紀子教諭(41)は「お客さまを喜ばせるために何が必要か、生徒たちは考えていた。成長する姿を見ることができた」と話した。