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  • 104歳の医師、日野原重明さんが命の大切さを説いた
  • 沖縄戦に触れ「20万人が亡くなった沖縄こそ平和の楽園に」
  • よど号事件で同機に搭乗した体験が人生を考える転機になった

 「新老人の会」会長で104歳の現役医師、日野原重明さん(聖路加国際大名誉理事長)の講演会が1日、那覇市内のホテルで開かれた。沖縄から世界へ平和を発信することを望み、「一人一人の命が大切に守られ、互いに許し合うこと。それによって平和がもたらされる」と説いた。

日野原重明さん

 沖縄戦に触れ「20万人以上が亡くなった。沖縄こそ平和のパラダイスにしないと駄目だ」とし、「米軍基地が占領しているのは間違っている」と指摘した。

 命の使い方として「自分の持つ時間を人のためにささげ、勇気を持って実行する」と力説。「動物は走り方を、鳥は飛び方を変えられないが、人は生き方を変えられる」と強調した。

 1970年、赤軍派にハイジャックされた日航機「よど号」に搭乗していた体験も披露。解放されて韓国・金浦空港に降り立った時、「足の裏に霊感を感じた」といい、「与えられたこれからの人生を誰かのためにささげようと決心した」と明かした。

 主催は「新老人の会」沖縄支部。会場には約700人が詰め掛け、耳を傾けた。