【森田さくら通信員】日本国際貿易促進協会と北京懋隆文化産業創意園の共同主催による「日本伝統工芸品展示会in北京」が10月16日から20日まで、北京市内で開催された。日本国内の各自治体、伝統工芸品の製造者などが伝統工芸品を展示・即売。今回は特に現地の富裕層向けに高級工芸品を中心とした展示がされた。

琉球漆器や壺屋焼、琉球ガラスの製品が出展された沖縄のブース。作品を手に取る来場者ら=北京市内

 会場には、石川県の輪島塗、佐賀県の有田焼、京都の工芸品、中には数百万円の値のつく銀器なども見られた。沖縄からは県ものづくり振興課のサポートで琉球漆器、壺屋焼、琉球ガラスの製品が出展され、パンフレットや映像を使って沖縄のその他の手工芸なども紹介された。壺屋焼のカップや漆器のアクセサリーなどを手に取り、購入する人の姿が見られたほか、ディスプレーに用いた紅型に興味を持つ人もいたという。

 今回参加した壺屋陶器事業共同組合の玉城望専務理事は「沖縄にこのような工芸品があるということを知ってもらうよい機会だった。これがきっかけで沖縄旅行の際の購入や、工房見学などにつながれば」と期待を込めた。

 訪日旅行ブームもあり、日本へ関心を持つ人々が増えている中国都市部では、日本で長く受け継がれてきた伝統工芸品に興味を持つハイクラス層も増えている。現地のカルチャー誌、旅行誌などにも度々日本の伝統工芸の特集がされている。