【ブランドン・イング通信員】県系3世でアルゼンチンのブエノスアイレス出身の外間グスタボさん(35)は、9月から11月末まで北中城村の研修生として沖縄にいる。南米の日系人たちの生き方をよく知っているグスタボさんは今回、祖父母が生まれた所についてもっと深く知りたくて、沖縄へ行くことになった。

外間グスタボさん

 グスタボさんの祖父母はもともと北中城村と大里村出身。グスタボさんは「おじーたちの島の風景を見たい。そして、『私たちはうちなーんちゅ』とはどういう意味か知りたい」と話した。

 グスタボさんの職業は医者で、シンガー・ソングライターでもあり、特に沖縄の音楽に興味を持っている。今まで、いろんなイベントにミュージシャンとして参加。アルゼンチンやブラジル、ペルーでも演奏したことがある。

 ステージから観客の顔を見て、歌でたくさんの人を喜ばせることができると気づき、とてもうれしく思ったという。その思いから自分で音楽をもっと作っていきたいと思った。

 2013年に1枚目のCDを出した。「Te imagino」(あなたのことを想う)というアルバムタイトルで、ラブソングや人生教訓などをテーマに作曲したアルバムだ。

 今年は沖縄へ行くことになったため、グスタボさんは自分の祖父母のことをもっと深く考えるようになったという。最近作った曲は、沖縄から海を渡って新たな人生を探しながら、2、3世のために大変苦労したおじーとおばーをテーマにした。

 グスタボさんの先祖は戦前、沖縄からアルゼンチンに渡って、花屋で生活をしていたことから、曲名は「Entre claveles(カーネーションの間に)」となっている。サビでは「色と花で空を染めている」という意味の感動的な歌詞をスペイン語で歌っている。

 これから新しいアルバム制作を目指しているグスタボさんは、アルゼンチンへ帰ったら「おじーとおばーが生まれた島で経験したことを音楽を通して、アルゼンチンのうちなーんちゅコミュニティーに伝えたい」と語る。

 グスタボさんのプロモーションビデオも出来上がり、インターネットで見ることができる。

 または、ユーチューブで「Gus Hokama Entre claveles」を検索すると出てくる(日本語字幕付き)。