【西表島=竹富】新しい竹富町役場の建設場所を問う住民投票が今月29日にも行われるのを前に、町(川満栄長町長)は2日、初の住民説明会を西表島で開いた。

建設費や適用事業メニューなどを質問する西表島の住民=2日、竹富町西表の祖納公民館

 竹富町役場は現在、石垣市内にあり、老朽化で町は建て替えを計画。建設場所は島々によって「石垣市内」と「西表島大原」を推す声で二分しており、町議会は住民投票で民意の見極めが必要として、9月に住民投票条例案を可決した。

 西表島の船浮と祖納地区で説明会を開催。町側は石垣案で「石垣港に近く、各島から均等に便利」。西表案を「国の高率補助事業が適用でき、財源で優位」など、それぞれの利点を説明した。祖納公民館の説明会では住民から、西表への役場移転を歓迎する意見が占めた一方、買い物などで頻繁に石垣市に船で通う住民からは交通体系が変更される可能性に不安の声が漏れた。

 川満町長は「まちづくりを長期のビジョンで判断し、投票してほしい」と呼び掛けた。町は今後、「石垣案」を推す声が多いとされる竹富や小浜、波照間島などでも説明会を開く。