【名護市長選取材班】任期満了に伴う名護市長選が4日に投票、即日開票される。辺野古新基地建設問題が最大の争点で、3選を目指す無所属現職の稲嶺進氏(72)=社民、共産、社大、自由、民進推薦、立民支持=と、前市議で無所属新人の渡具知武豊氏(56)=自民、公明、維新推薦=の2氏が激しい選挙戦を繰り広げている。3日は選挙戦最終日。夕方の打ち上げ式で、両候補者が最後の訴えで支持を呼び掛ける。

(左)街頭で演説する稲嶺進氏=2日、名護市内(右)街頭で演説する渡具知武豊氏=2日、名護市内

 2014年7月に政府が辺野古新基地建設事業に着手、17年4月に埋め立て護岸工事を開始してから初の市長選で、市民の判断に注目が集まる。

 稲嶺選対には翁長雄志知事ら「オール沖縄」勢力の議員らが、渡具知選対には政府与党の国会議員が連日出入りし、激しい選挙戦が繰り広げられている。

 2日は両候補者とも市街地を中心に遊説、支持を求めた。

 稲嶺氏は市内15カ所で演説。名護十字路で「子どもに安心、安全と豊かな未来を保障するのが大人の責任だ」とし、辺野古新基地建設阻止を訴えた。終盤戦は無党派の多い市街地で票の掘り起こしが見込めるとして力を入れている。

 渡具知氏は市内約10カ所で演説。市大西では「この選挙は市民の暮らしをどうしていくかだ。あらゆる予算を確保するために国と交渉するところはしていく」と暮らしや経済振興を前面に訴えた。市街地の無党派層に照準を絞る。