「は~る~は名の~み~の風の寒さや~♪」。ヒジャイヌーディー(音痴)だが、そう口ずさみたくなる。きょうは立春、と書くとこの文章の体裁は整うが、そうもいかない

▼これから数日間、沖縄本島地方では立春寒波の影響で最高気温が14度前後までと「早春賦」の歌詞通りの日が続く予報となっている。正月ビーサの先取りなのか分からないが、春の訪れはもう少し先のよう

▼寒空とは対照的に地上では桜やランなどの花々が色と香りを振りまいている。そして2月1日、沖縄に訪れた「球春」も各地で満開だ

▼シーズン中はテレビ観戦が中心となるプロ野球選手が間近に見られる、またとない機会。球場には大人のファンに交じり、子どもたちが色紙を手に、目当ての選手を追い掛ける姿があった

▼知人の息子さんの話。2年前、所属する少年野球チームでキャンプを見学した後、食べ放題の焼き肉店に行くと、「おれも筋肉を付ける」と肉を食べまくったとか。帰宅後はノートに「毎日100回素振り」と書いて、屋外で黙々とバットを握った

▼感動すれば、すぐ実行する子どもならではの行動力。「プロの体格や身のこなしを見て、いい刺激を受けたみたい。1カ月も続かなかったけどね」と知人は苦笑い。風は冷たいが、キャンプ地で憧れの選手たちに注がれる子どもたちの視線はアツい。(玉城淳)