名護市長選の投票率、当選ラインを稲嶺、渡具知両選対はどう読むのか。

 稲嶺選対は投票率は前回選挙(76・71%)より上がるとみて、当確ラインは1万9千票以上とみる。

 選挙戦では14人の与党市議それぞれが地盤固めを徹底。翁長雄志知事も連日名護入りし、地域回りに全力をあげた。その上で無党派層が多いと見込まれる市街地を重点的に回った。

 政策ビラも内容を変えて作成し広範囲に配布。2期8年の実績や、辺野古新基地建設阻止の実現に加え、経済振興策、子育て支援のメニューを多く盛り込み支持取り込みを図った。

 若年層対策では稲嶺氏を若者たちが囲んでトークを繰り広げるネット動画「未来へススムTV」を毎日配信し、政策を分かりやすくアピールした。

 渡具知選対は前回選より市民の関心が高いとして、投票率は79%台、2万票が当選ラインとみる。

 期日前投票での得票数目標を1万2千に設定し、業者や保守系支持層の票固めを徹底する。

 企業票を確実にするため政府与党の国会議員が相次いで名護入りし、業者へ協力を呼び掛けた。

 市外対策本部では保守系首長や議員団、ゼネコン業界のネットワークを生かした集票カードの回収にも力を入れた。

 勝敗に影響する重点エリアを市街地、とりわけ団地とその周辺、新興住宅地の宇茂佐地区などに絞ってローラー作戦を展開。無党派層の支持拡大で得票の底上げを図った。