米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設をめぐり、米軍キャンプ・シュワブゲート前などの抗議行動に対応する警視庁の機動隊が3日までに沖縄入りした。関係者によると約100人規模で、4日から現場に投入され、少なくとも年内は辺野古警備に当たる。国の強行姿勢を受けた抗議行動の激化・長期化を見据えた対応で、部隊は県警の指揮下に入る。

名護市内を走る警視庁機動隊のバス=3日午後3時半ごろ

 県外の警察による応援は昨夏から続くが、辺野古警備についてはこれまで県警だけで対応しており、県外の警察官が辺野古での抗議行動と直接対峙(たいじ)するのは初となる。複数の関係者によると12月末まで名護市内の宿泊施設に滞在が決まっているが、来年まで延長する可能性もある。

 翁長雄志知事が前知事の埋め立て承認を取り消したが、国土交通相が執行停止を決め、沖縄防衛局が埋め立て本体工事に着手するなど国の強行姿勢は続く。長期化が見込まれる中、県公安委員会が警察法60条に基づき、警視庁からの応援部隊の派遣を要請していた。

 本体工事の着手後、ゲート前などでは連日、市民らが抗議行動を続け、けが人や逮捕者も相次いでいる。県警はこれまで情勢に応じ県内各署の署員や警備部以外からも人員を充てていた。抗議行動も激しさを増し、県警だけでは「維持できない」との判断があったとみられる。