外国人観光客、外国人留学生が年々増加する沖縄で今、注目の「日本語教師」。文化庁が定める基準を沖縄で最初に満たした養成講座を設置する国際言語文化センター附属日本語学校(ICLC)では、国際色豊かな留学生たちと、日本語を分かりやすく生き生きと教える日本語教師たちの姿がありました。日本語教師とは? ICLCとは? 同校の日常をリポートします! (企画・製作 沖縄タイムス社営業局)

 
 

 ICLC(那覇市、金城デリア理事長)は1983年に創設。1990年に沖縄で初めて本格的な日本語教師養成講座を始めました。これまでに世界30カ国以上の留学生約2500名を受け入れています。

 那覇市小禄の商業地の一角に立つビル2階にICLCの教室があります。受付では、事務局のメイヤー・オースティンさん=アメリカ出身=が笑顔で応対。講座のシステムなどを流ちょうな日本語で丁寧に説明してくれました。 

 

 初心者から上級者コースまで1クラス20人程度。取材した日は8教室で講座が開かれていました。留学生たちは基本的なあいさつから、壁時計やカレンダーなどを使い時間や月の読み方、書き方を覚えるなどしていました。日本語弁論大会に向けて練習を繰り返す留学生もいました。

 日本語教師たちは、言葉や文字だけでなく、テレビのバラエティー番組の話題など時事ネタも織り交ぜながら、授業を進めていました。そこには言語だけでなく日本の文化も伝えようという意図がうかがえました。もちろん授業中使われるのは日本語だけです。一言も聞き逃すまいという留学生たちの真剣な表情が印象的でした。

 
 
 
 
 
 
 

 廊下の壁には昨年夏のビーチパーティーの様子を写した写真が掲示されており、1年を通して交流イベントを実施するICLCのフレンドリーな校風がうかがえました。 

 

  休み時間になると玄関前のスペースは留学生たちでごった返し、まるで国際空港のような光景です。日本語教師たちも交じり、だんらんのひとときを過ごしていました。昼休み時間が終わると、アルバイトに向かうため下校する留学生と、午後の授業を受けに登校する留学生らが交錯し、互いにエールを送り合っていました。異国の地で夢を追いひたむきに生きる留学生たちと、日本語というツールを通してそれを応援する日本語教師たちの姿が印象的でした。