鍾乳洞を活用した古酒蔵運営などを手掛けるインターリンク沖縄(金武町、豊川あさみ社長)は5日、那覇市松尾に豆腐よう専門店「龍(たつ)の蔵県庁前店」を開店する。鍾乳洞で1年以上熟成させた豆腐ようや同社が開発した豆腐ようを原材料にしたソース「豆腐餻(よう)モダン」を新発売する。「豆腐ようを食卓へ」をテーマに県民や観光客に幅広くPRしていく。豆腐ようの専門店は県内で初めてという。

インターリンク沖縄が開発した新商品「豆腐〓(とうふよう)モダン」(同社提供)

 同社は、古くから親しまれている豆腐ようが料理の味を引き立てる点に着目。6年前から豆腐ようの市場調査や製造方法などを研究してきた。

 豊川社長によると、同社が活用する鍾乳洞で熟成させるとコクやうま味が増し、長期間の熟成で、ふくよかでなめらかな舌触りになるという。県外で実施した試食アンケートでは、1年以上熟成させた豆腐ように人気が集まった。

 豊川社長は「豆腐ようは沖縄を代表する発酵食品。伝統を継承しながらも新たな提案をしていきたい」と意気込む。国内外から観光客が増加する中、「高級な土産品も求められている。贈答用として高品質な豆腐ようを県内外に広めていく」と話した。

 専門店では、豆腐ようを1切れから販売。パッケージにもこだわり、高級感を引き出した。

 豆腐餻モダンは琉球、中華、洋風の3種類。それぞれの料理に合うようにゴマ油やニンニクなどを組み合わせている。1個1500円(税込み)。3個セットは5千円(同)できり箱に入っている。

 豊川社長がアイデアを提案、娘で専務の豊川明佳氏がマーケティングや商品ブランディング、息子でシェフの豊川善規氏が香味設計を手掛けた。

 豊川社長は「家族で作り上げた商品。これからも伝統を継承しながらも新たな提案をしていきたい。専門店を拠点に豆腐ようの魅力を発信していく」と述べた。