【粟国】粟国村は5日から、一括交付金を活用して粟国空港と那覇空港を結ぶ5人乗りチャーターヘリの運航を始める。同区間を運航する第一航空の小型旅客機が8月に事故を起こした後、運航再開の見通しがたっていないため。新城静喜村長は「1日1往復のフェリーだけでは、村民の生活や観光客誘致に支障があった。第一航空が運航再開するまでは、チャーターヘリで対応する」と述べた。

粟国村が一括交付金を活用して運航するアイラス航空のヘリ

 ヘリを運航するのは那覇市のアイラス航空。料金は、5人搭乗した場合、片道1人当たり4320円。通常チャーター料金10万8千円のうち、8割(8万6400円)を補助金でまかない、残りの2万1600円を搭乗者の人数に応じて分割する。那覇市の病院に通院している村在住の70代女性は「冬場は海が荒れるため、フェリーがよく欠航する。フェリーだと那覇に1泊しなければならず、経済的負担が大きかった。チャーターヘリが運航すると聞いて少し安心した」と話した。

 搭乗には事前予約が必要。問い合わせはアイラス航空、電話098(857)7563。

 一方、第一航空は11月中に、社内安全管理強化と再発防止策をまとめ、国土交通省大阪航空局に提出するという。