環境保護に取り組むNGO団体「グリーンピース・ジャパン」が、名護市辺野古沖に「虹の戦士号」(オランダ船籍、855トン)を停泊させるため求めていた不開港特許について、沖縄総合事務局は4日、申請を却下した。「安全確保」を理由に認めなかった。同団体は「到底納得できない」とし、船舶法を所管する国土交通省へ行政不服審査法に基づき審査請求する方針だ。

辺野古沖での停泊が認められなかったグリーンピースの船「虹の戦士号」=3日、那覇新港

 同団体によると、申請は10月28日付で提出。総事局と辺野古沿岸部で警備に当たる海上保安庁に、詳細な予定行動表や停泊ポイントを事前開示し、海保の警備担当者との調整も済ませていたという。停泊ポイントは立ち入りの禁止された制限区域外だった。

 却下の理由について、総事局は同団体に「(新基地の)本体工事も始まり、『戦士号』の寄港で混乱が生じやすくなるため安全確保ができない」と説明。事前調整があっても「工事区域への侵入や妨害が起こらないと言い切れない」とした。安全確保の基準や対象は示さなかったという。

 「戦士号」は6日から3日間、辺野古沿岸部に停泊予定で、1日から那覇新港に停泊している。10日までの沖縄滞在で、辺野古沖に停泊せず航行するなどの対応を検討中という。2005年、07年はわずか1日で辺野古沖の停泊が許可された。