9秒でまるわかり!

  • 警視庁機動隊が辺野古で初の警備。県警と合わせて動員数は200人
  • 市民の反発が高まり、対立が激化。座り込む市民を強制排除した
  • 64歳の男性が逮捕され、23歳の男性がけがをした

 【名護】米軍普天間飛行場の返還に伴う名護市辺野古新基地建設をめぐり、抗議行動が続く米軍キャンプ・シュワブゲート前に4日、警視庁機動隊が投入された。沖縄県外の機動隊が抗議行動に直接対応するのは初めて。同日早朝、ゲート前の警備は従来の県警機動隊と合わせて総勢200人規模となり、抗議行動の市民との対立が激化。座り込んだ市民らを強制排除する場面もあり、一時騒然となった。抗議行動に参加していた市民に逮捕者とけが人が出た。(2・26・27面に関連)

キャンプ・シュワブゲート前に座り込む市民らを排除する警察官ら=4日午前7時1分、名護市辺野古

 警視庁機動隊は同日午前6時20分ごろ、バス5台でシュワブ内に入り抗議行動の警備に加わった。

 ゲート前に座り込んだ市民の強制排除はこれまで通り県警機動隊が中心となって対応したが、動員数は200人規模に拡大され、市民の反発が高まった。

 県警は同日、男性機動隊員(29)を蹴ったとして、宜野座村の男性(64)を公務執行妨害の疑いで現行犯逮捕した。名護署によると、同日午前9時5分ごろ、ゲート前で警備活動をしていた機動隊員の左膝を1回蹴った疑い。男性は容疑を否認しているという。

 一方、抗議行動を小型カメラで撮影していた男性(23)が機動隊とのもみ合いの中で転倒。後頭部を地面に強打し、救急搬送された。男性は「機動隊に足をかけられたようだった」と主張。名護署は「機動隊員が故意に足をかけた事実は確認されていない」とした。

 辺野古の海上からは、シュワブ内で重機が整地作業する様子が確認された。海上での目立った作業はなかった。