【宮古島】「自衛隊が来たら島はどうなるの?」-。宮古島への陸自配備計画をめぐって疑問を持った母親たちが集まり立ち上げた「てぃだぬふぁ島の子の平和な未来をつくる会」が3日、宮古島市内で初めてのフェスタを開いた。堅苦しい集会や講演会ではなく親子で参加できるようフリーマーケットや読み聞かせ会、ミニコンサートなども開催。座談会では配備計画に関心を持つ市民と意見を交わした。

座談会で陸自配備計画について意見を交わす参加者=宮古島市内

 同会は今年7月に本格的な活動を始めた。子育て世代も配備計画について考えようと、共同代表の石嶺香織さん(34)、楚南有香子さん(35)の2人が共同代表を務め、配備計画には反対の立場だ。これまで市内のスーパーや市役所周辺でシール投票を実施し計画への賛否を市民に聞いてきた。

 10月に下地敏彦市長宛てに出した公開質問状とともに提出したシール投票の結果は合計528枚のうち、「賛成」は67枚、「反対」が366枚、「どちらともいえない」が95枚。約7割が反対に投じた結果について「親戚や職場の関係もあり、島の中では表立って意思表示がしにくいかもしれないが、配備計画に反対の人が潜在的に多い」と認識するようになり石嶺さんは「活動に自信を持った」と語る。

 3日にあった同会のフェスタには多くの親子らが足を運びにぎわった。座談会では参加者から「市への陸自配備は決定事項なのか」「米国の利益のために島が犠牲になることに憤りを感じる」などの意見が出た。

 楚南さんは「子育て世代は講演会や集会があってもなかなか時間を割くことができない。親子で遊びながら少しでも配備計画について考えるきっかけづくりをしたかった」と話した。