世界ボクシング評議会(WBC)世界ユース・フライ級王者の比嘉大吾(白井・具志堅スポーツ)=宮古工高出=は7日、東京・後楽園ホールで初防衛戦を行う。7月、完全アウェーのタイでKO勝ちし、ベルトを取った後、スタミナ強化と安定した戦い方を追求してきた。「緊張しているが、今まで通り挑戦者の気持ちで戦う」と、初防衛に向けて闘志が高まる。

友利正トレーナーのミットに、強打を打ち込む比嘉大吾=2日、東京の白井・具志堅スポーツ(小笠原大介撮影)

 比嘉は2日、白井・具志堅スポーツで最終調整した。ミット打ちで汗を流した後、ジムの先輩で、28日に世界挑戦を控える本部町出身の江藤光喜を相手に、20分間のスパーリング。「真正面だけでなく、横からの攻撃も練習してきた。スタミナもアップし、仕上がりはいい」と自信をのぞかせた。

 ユース王座は若手育成のために制定されたベルトで、比嘉は20歳の王者だ。挑戦者はフィリピンの強豪、23歳のレンレン・テソリオで、戦績は24戦15勝(4KO)6敗3分。比嘉と同じく好戦的なファイターで、スタミナにも定評がある。

 沖縄県出身の元世界王者で、比嘉をコーチする友利正トレーナーは「相手はスピードがある。特に左ストレートに注意したい。ボディーへのストレートから攻め、最後は上の連打につなげていきたい」との展開を描く。

 プロデビュー以来、7戦7勝全KOの比嘉だが、「相手はうまいし強い。ガードを固めて機会を見て、KOを狙う」と油断はない。「ベルトは渡さない」。きっぱりと勝利宣言した。

(小笠原大介東京通信員)