5日午後5時10分ごろ、石垣市真栄里の土木業者の事務所で「女性事務員が血だらけで、うつぶせで床に倒れている」と男性従業員から119番通報があった。八重山署によると、事務員の女性(52)=同市大浜=が事務所内で倒れており、通報から約40分後に搬送先の病院で死亡が確認された。顔面などに複数の刺し傷や切り傷があり、大量に出血していることから同署は殺人事件とみて捜査している。

事件現場

 被害者が同日午後3時ごろに知人と話をしたとの情報もあり、県警が被害に遭った時間帯の特定を急いでいる。

 現場は八重山商工高校近くの住宅地。県警捜査1課によると、被害者は刃物のようなもので刺されたとみられるが、凶器は発見されていない。金銭などが奪われた形跡もないという。

 通報した従業員は、出先から事務所へ戻った際に血だらけの被害者を発見したという。県警は同日、本島から捜査員を派遣。目撃情報や周辺の聞き込みを進め、司法解剖して死因を特定する。市消防本部によると被害者は首から上に十数カ所の傷があり、特に右頬の損傷が激しいという。