琉球デイゴスが沖縄女子サッカー史に新たな歴史を刻む。7日開幕の皇后杯全日本選手権大会に、沖縄のチームとして初めて出場する。

琉球デイゴスのメンバー(球団提供)

 初戦8日の静岡産業大磐田ボニータ戦から指揮を執る前INAC神戸ユース(U-18)コーチの八木秀一監督は、「初の全国の舞台でどれだけ戦えるか。九州第2代表として思いっ切りぶつかり、まずは1勝を目指したい」と意気込む。

 10月の九州予選1回戦で、優勝候補筆頭の益城ルネサンス熊本を3-2で撃破すると波に乗った。準々決勝の秀岳館高(熊本)戦をPK戦で、準決勝のFCアレグリカミーニョ(佐賀)戦を延長戦で下し、初の出場権を手に入れた。

 初の皇后杯へ、チームの士気は日に日に高まる。5日、浦添市陸上競技場での練習では積極的に声を出し、ボールに絡むなど順調な仕上がりをみせた。

 初戦の磐田はチャレンジリーグ所属の強豪だ。ロングパスからの攻撃が持ち味で、デイゴスは前線の守備で食らいつきたい。

 指揮官は「FWとの縦ラインがどれだけ機能するかだ」と、白土(しらど)莉那と渡辺樹里の中盤2人をキーマンに挙げる。白土は「沖縄のチームを知ってもらうチャンス。挑戦者として泥臭くやる」と気合は十分だ。

 名門・常磐木学園(宮城県)で全国選手権優勝の経験がある30歳の渡辺は「ショートパスでつないで相手を崩したい。それができたら面白い試合になる」と初戦を見据えた。(粟国祥輔)