高校サッカーの第94回全国選手権県予選決勝が7日午後2時5分から、県総合運動公園陸上競技場である。新人大会を制し、県総体準優勝でシード校の那覇西と、ノーシードから14年ぶりの決勝に進んだ与勝が対戦する。那覇西は2年ぶり14度目、与勝は14年ぶり6度目の頂点を目指す。両校は今季、県内リーグ戦「波布リーグ」で2度対戦し、那覇西が2勝しているが、粘り強く勝ち進んできた与勝には勢いがある。全国行きの切符を懸け、大一番に臨む両校の戦力と見どころを紹介する。(花城克俊、写真提供=仲本兼進さん)

<写真左>正確なボールコントロールと広い視野で攻撃の起点となる与勝のFW上門知樹<写真右>スペースを問わず積極的に勝負を仕掛けてゴールを狙う那覇西のFW久場琉(右)

【那覇西】2年ぶり王座挑む

 2大会前に全国16強入りした那覇西が、昨年は県大会準々決勝を前に敗れ、年間無冠でシーズンを終えた。ことしは6月の県総体で準優勝し、今大会はシードされたが、崎山一喜主将は「自分たちも挑戦者のつもり」と慢心はない。

 システムは攻守のバランスの取れた4-2-3-1が基本。両サイドを起点に突破口を探る。2列目で左サイドのMF久場琉は今大会6点を挙げ、存在感を示している。「より多くボールを持って、得点に絡みたい」と胸を躍らせる。

 就任5年目の玉城真哉監督は「ロースコアの試合にはならない」と、点の取り合いを予想。「少しの差で決まる。持ち味をいかに出せるかに懸かっている」と引き締めた。

【与勝】結束28人 打倒名門

 ノーシードながら接戦を勝ち上がり、14年ぶりに決勝へ駒を進めた与勝。主に地元のメンバーで構成された部員28人の結束力で、名門打倒に燃える。

 チームの基本フォーメーションは4-1-4-1。DFラインの前に立つアンカーは名嘉村俊治主将が担う。「那覇西は個人の能力が高いので、組織で守って防ぎたい」と意識する。

 チームの大黒柱はFW上門知樹。スピードを生かしたドリブル突破が持ち味のワントップは「中盤からでも、ボールを持ったら自分から積極的に仕掛けたい」と意気込む。

 4月に就任した玉城竜太コーチは「守備も安定してきた。先制点を取って、試合を優位に進めたい」と語った。