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  • 県産の歴史恋愛スマホゲームアプリ「琉球異聞 朱桜の繋」が配信中
  • 有名声優を起用。アニメイトや乙女ゲーム情報誌とも企画をコラボ
  • 首里城などのスタンプラリーや桜開花イベントで女性ファン誘客へ

 ゲーム開発や運営を展開する「あしびかんぱにー」(那覇市、片桐芳彦社長)は、薩摩侵攻前後の琉球で繰り広げられるスマートフォン用の歴史恋愛アドベンチャーゲームアプリ「琉球異聞 朱桜(しゅおう)の繋(けい)」を開発し、配信している。沖縄の海や今帰仁城、首里城など史跡や名所を舞台にストーリーが展開。首里城など県内観光施設10カ所でのスタンプラリーやイベントを実施。プレーヤーを観光に、観光客をゲームにつなぐ相乗効果を狙う。(浦崎直己)

あしびかんぱにーが配信する歴史恋愛アドベンチャーゲームアプリ「琉球異聞 朱桜の繋」

「琉球異聞 朱桜の繋」を開発した片桐芳彦社長(前列右)と、キャラクター「隼海」(後列左)の声を担当した新垣樽助さん(前列左)ら=那覇市・あしびかんぱにー

あしびかんぱにーが配信する歴史恋愛アドベンチャーゲームアプリ「琉球異聞 朱桜の繋」 「琉球異聞 朱桜の繋」を開発した片桐芳彦社長(前列右)と、キャラクター「隼海」(後列左)の声を担当した新垣樽助さん(前列左)ら=那覇市・あしびかんぱにー

 ゲームは、プレーヤーが吉見琉花(よしみるか)という女性主人公を操り、実在した首里城宰相の息子・浦添百千代(ももちよ)やオリジナルキャラクターら6人の男性キャラとの恋愛ストーリーを進める。序章のほか、各キャラクター4章ずつの全25章。序章は無料公開し、残りは1章ごとに240円の課金制。10万ダウンロードを目標に掲げる。

 シナリオに力を入れ、一般的な恋愛アドベンチャーゲームの2倍の量にしたほか、声優には有名声優を起用した。全国展開するアニメ関連ショップ「アニメイト」50店舗や、全国で13万部を発行する乙女ゲーム情報誌「電撃ガールズスタイル」とコラボ企画を展開。来年3月までスタンプラリーを実施するほか、ゲームの鍵となる「カンヒザクラ」の開花に合わせて来年1月ごろにも大規模イベントを企画しており、沖縄への誘客につなげていく考えだ。

 片桐社長は「沖縄は価値のある文化的なコンテンツが京都並みに多い。沖縄のメーカーとして、沖縄のスタッフと作ったアプリで、沖縄カルチャーを発信していきたい」と述べ、「アプリを楽しむ20~35歳女性の新たな層を沖縄観光につなげたい」と意気込んだ。

 男性キャラの「隼海(しゅんかい)」の声を担当した久米島出身の声優・新垣樽助(しんがきたるすけ)さんは「方言を交ぜながら、沖縄の雰囲気を感じてもらいつつ、内容が伝わるように収録した」と強調。「県民でもあまり知らない歴史や場所も出てくる。ゲームやスタンプラリーをきっかけに、沖縄の魅力をより深く知ることができる」と話した。