沖縄・石垣発の人気音楽ユニット・きいやま商店が3日、台北市内でライブを行い、1カ月間にわたる初の台湾合宿を打ち上げた。リョーサは詰めかけた100人余の観客に「また絶対帰ってきます!」と宣言。パワフルなパフォーマンスは台湾でも支持され、さっそく新たな台湾ライブのオファーを受けたという。優れた音楽センスで知られる台湾先住民のミュージシャンとも交流し、「いつかコラボしたい」(マスト)と視野が開けた様子だった。

台湾合宿を打ち上げるライブで100人余の観客を集めたきいやま商店=台北市

 1月4日にスタートした台湾合宿でのライブの予定は当初は2月3日の1回だけ。台湾入り後に、音楽仲間や沖縄関係者の紹介でさらに6本の出演が決まった。異国での地道な営業に、だいちゃんは「最初に東京でライブをやった時のような気分。初心に帰った気持ち」と振り返った。

 台東のライブではパイワン族のミュージシャン、バライ(巴頼)と交流し、石垣島まつりで共演したことのあるアミ族の莫言とも再会。夏川りみと親交のある台湾の三線ミュージシャン、曾健裕は台北のライブ会場に駆け付けた。

 ライブはハイテンションな「ミルクムナリ」で始まり、ドライブデートを明るく歌う「空とてんぷらと海のにおい」、石垣島への思いを込めた「僕らの島」などと続き、「きいやま」初体験の台湾の音楽ファンをとりこにした。

 3人はMCで「よろしくお願いします」を意味する中国語「請多多指教(チン・ドゥオ・ドゥオ・ツ・ジアオ)」を連発。生真面目すぎる所作と発音で会場を爆笑させた。1時間余りのステージは「台湾でおもしろい流れがつくれた」(だいちゃん)という実感とともに幕を閉じた。(松田良孝台湾通信員)