【名護】国際環境NGO「グリーンピース」のメンバー15人は8日、名護市大浦湾の海上で辺野古の新基地建設に反対する抗議行動を展開した。市民ら11人と共にカヌーをこいで「SAVE THE DUGONGS(ジュゴンを守れ)」の幕を掲げ、フロート内にいる沖縄防衛局や海上保安庁の職員に建設中止を訴えた。

「SAVE THE DUGONGS」の幕を掲げ、基地建設の中止を訴えるグリーンピースのメンバーら=8日、名護市の大浦湾

 グリーンピース・ジャパンで海洋生態系を担当する小松原和恵さん(33)は、国際自然保護連合(IUCN)が3度に渡りジュゴン保護を政府に勧告していることなどを挙げ「世界的にも貴重な生態系を守るよう勧告を受けているのに守っていない。日本は世界のスタンダードから外れている」と指摘した。ニュージーランドの環境団体で海洋保護活動に携わっていたカーリ・トーマスさん(40)=同国=は「沖縄はジュゴンの生息地の北限。台湾ではジュゴンの生息域がなくなっており、大浦湾の環境を守ることは世界的にも意味がある」と訴えた。