東京で活動した紅型作家、田中琉北(故人)の個展が10日、那覇市のタイムスギャラリーで開幕する。入場無料、15日まで。

展示会では、田中さんが30~40年前に制作した紅型の着物や帯が並ぶ=9日、那覇市・タイムスギャラリー

 田中さんは沖縄の歴史文化に興味があり、復帰前に来県。県内の紅型工房を回りながら独学で技術を習得し、東京で展示会や教室を開いてきた。10年ほど前に沖縄に移住し、いずれは展示会開催を考えていたが、昨年末に亡くなった。

 今回、田中さんと親交のあった吉戸すみ子さん(67)ら数人が集まり、展示会開催を企画。会場には古典柄をはじめ、進貢船やイチョウなど独創的な図柄の着物や帯など33点と、図柄の型紙を展示した。

 吉戸さんは「珍しい図柄が見どころ。紅型に取り組む若い人たちなど、多くの人に見に来てほしい」と話した。展示会の問い合わせは電話098(863)2643。