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  • シーサーをかたどったペットボトルの金型が製作された
  • ペットボトルの金型開発は沖縄初。3D技術で形を読み取った
  • 多様な形の商品を求める県内企業のニーズに応じたい考え

 一般社団法人ものづくりネットワーク沖縄(うるま市、金城盛順理事長)はこのほど、シーサーをかたどったペットボトルの金型を製作した。ペットボトル用の金型製作は沖縄県内初。清涼飲料水の製造・販売のやいま企画(豊見城市、村田正憲社長)の要望に応えた。ペットボトルに加工する前の「プリフォーム」の金型製作にも成功。沖縄県外・海外から調達していたプリフォームや金型の製作を一貫して受注することで、多様な形のペットボトル商品を求める県内企業のニーズに応じたい考えだ。 (長浜真吾)

独自の金型で製作されたシーサー型のペットボトル(右)。プリフォームの金型も造られた

ペットボトル用の金型を製作したものづくりネットワーク沖縄の伊佐和彦さん(左)、山里将さん=うるま市、同ネットワーク

独自の金型で製作されたシーサー型のペットボトル(右)。プリフォームの金型も造られた ペットボトル用の金型を製作したものづくりネットワーク沖縄の伊佐和彦さん(左)、山里将さん=うるま市、同ネットワーク

 シーサーの金型製作は同ネットワーク企画開発部の伊佐和彦さん、山里将さんが中心を担った。実際に陶芸家に作ってもらったシーサーを3次元形状測定器で読み取りデータ化。コンピューターにデータを取り込み、2人が金型の切削プログラムを組み立て「マシニングセンタ」(切削加工機)で仕上げた。

 約100度に温め、軟らかくしたプリフォームをシーサーの金型に入れ、空気を送り込み、成型する仕組み。今回、プリフォームを作るための金型も製作。これまでプリフォームは輸入が主流で、県内で量産化できれば輸送費などのコストダウンにつながる。

 同ネットワークの伊佐さんは「初の試みで苦労も多かったが、工程で多くの経験、技術を身に付けることができた。今後も県内企業の要望を踏まえ、商品づくりをサポートしていきたい」と話す。

 やいま企画は、シーサーのペットボトルのパッケージデザインを決め、12月中旬に飲料水を発売する予定。村田社長は「県外でキャラクターのペットボトル商品を見つけ、沖縄でもできないか、一緒に考えてきた。観光土産として需要があると思う。お菓子の容器などにも活用できるのではないか」と期待していた。