乳がん治療中や、回復期の女性に心身ともに元気になってもらおうと、患者会「ぴんく・ぱんさぁ」のメンバーが、創作エイサーにリハビリの要素を盛り込んだ、ダンスを考案した。演出家の平田大一さんから指導を受け、DVDに収録。メンバーは「多くの患者さんに元気に、前向きになってもらえたら」と期待を寄せる。(渡慶次佐和)

乳がん治療中や回復期の女性向けのダンスを練習する「ぴんく・ぱんさぁ」のメンバー=1日、那覇市・繁多川公民館

 曲は、平田さんが作詞を手掛けたエイサー曲の「ダイナミック琉球」。3年前から、同会が懇親会などの余興で踊ってきた内容に、新たにアレンジを加えた。

 ことし、同会の設立10周年の節目に際し「集大成となるものを」との声が上がったことから、従来の踊りを基に、医療関係者の協力を得て「リハビリ的要素」「呼吸法」を取り入れた独自のダンスを考案。平田さんが監修を二つ返事で引き受けたこともあり、DVDに収録することが決まった。

 同会メンバーが心掛けたのが、日常生活で「姿勢を正す」「声を発する」「身体を動かす」の3点。ダンスには、術後のリンパ浮腫の予防や回復に効果があるようにと、腕を上げたり内側にねじったりと、肩甲骨を意識した動きなどを盛り込んだ。

 リンパ浮腫指導技能者の資格を持つ、砂川克子乳がん看護認定看護師は「術後は患部をかばって肩こりや猫背になりがちで、リンパの流れが悪くなってしまう。肩回りと深呼吸を意識しながら踊ると効果的」とアドバイスする。

 DVD完成は末予定。与儀淑恵代表は「音楽を聞きながら体を動かすことで、前向きに進んでいく人が増えたらうれしい」と話した。DVDの問い合わせは、メール、pnkpnsa@yahoo.co.jp