【名護】プロ野球日本ハムの大社啓二オーナー代行と島田利正球団代表が9日、名護市役所で稲嶺進市長と面談し、新球場が完成する2020年から春季キャンプの全日程を再び名護で実施することを確認した。大社氏は本紙取材に「長く続いた友好関係を途切れさせない」と明言した。

今年の春季キャンプでダッシュする日本ハムの選手ら=2月1日、名護市営球場

 日本ハムは1979年に投手陣が名護でキャンプを始め、現在の沖縄キャンプ隆盛の基礎をつくった。一方、当初から使う市営球場は老朽化が進み、球団は今年4月、来年から春季キャンプ前半を米アリゾナ州で実施すると発表。スポーツ紙は「名護撤退」と報じた。

 これを受け、名護市は2020年のキャンプに間に合わせて新球場を建設する意向を表明。工事で使えない18、19年は2軍が使っている国頭村でキャンプ後半を実施する方向で、球団が調整している。

 大社氏は市長との面談後、「何十年もお世話になっている。これからも名護がキャンプの最適地という状況をつくりたい」と説明。「相互のメリットにつなげるため、戻って来られる環境整備をお願いし、いい話し合いができた」と述べた。(阿部岳)