【竹富島=竹富】国指定重要無形民俗文化財の「竹富島の種子取祭(たなどぅい)」の奉納芸能が10日、世持御嶽(ゆーむちおん)で始まった。

左右に力強く飛ぶ「馬乗者(んまぬしゃ)」を披露する青年たち=竹富島、世持御嶽前広場

 600年以上の伝統があり、五穀豊穣と人々の健康を祈る祭祀を一目見ようと、全国から多くの観客が駆けつけた。

 奉納芸能は9日間の祭の最大行事で、各家や御嶽で祈りを続けてきた島民が2日間で約70演目を奉納する。

 世持御嶽前の「庭の芸能」では、中学生や青年の勇ましい棒術、農作業の動きを女性たちが軽快に舞う「マミドー」などを披露。舞台芸能では、子や孫を連れた「弥勒」を始め、さまざまな歌や舞、狂言が奉納された。

 竹富公民館の上勢頭篤館長は「今年は台風が多かったが島に大きな被害はなかった。神への感謝の舞を納めたい」と島言葉で語った。