【東京】菅義偉官房長官は8日の会見で、名護市長選について「選挙は結果が全て。住民が選ぶのが民主主義の原点。(それ)がこの選挙」と述べた。選挙の出口調査や世論調査で6割以上が辺野古新基地建設に反対しているが「世論調査が民意を反映するのはおかしい。(政策を進めるにあたり)世論調査が(選挙結果を)優先することはない」と語った。

菅義偉官房長官

 新市長に就任した渡具知武豊氏は選挙戦で辺野古新基地建設に対する賛否を明言せず、経済振興を中心に訴えた。国政野党からは「争点隠し」との声も上がる。全面支援した政府や自民党は、選挙結果に関わらず辺野古新基地建設を進める考えを示していた。

 菅官房長官は、選挙期間については「選挙のなかでそれぞれの政党、あるいは候補者が訴えている。そうした民意を踏まえて政策を実行に移していくのが(民主主義の)姿」とした。敗れた稲嶺進前市長について「相手候補は必死に埋め立て阻止を訴えたのではないか」と指摘し、争点の一つであったとの認識を示した。