サトウキビやパイナップル畑の緑に囲まれ、金武湾の島々を一望できるロケーションの中で、きちんと手の込んだ洋食を食べられる。

メイン料理の「豚肉のファルシー」(手前左)と「チキンソテー&タラのフリッター」(同右)。それぞれライスとスープ、ミニデザート、フリードリンクが付く

コンクリート打ちっ放しの店内に新里さんが自作した木のテーブルがぬくもりを添える=宜野座村松田

B&Bタンデムの場所

メイン料理の「豚肉のファルシー」(手前左)と「チキンソテー&タラのフリッター」(同右)。それぞれライスとスープ、ミニデザート、フリードリンクが付く コンクリート打ちっ放しの店内に新里さんが自作した木のテーブルがぬくもりを添える=宜野座村松田 B&Bタンデムの場所

 代表の新里清次さん(55)は元宜野座村企画課長。「村の課題は宿泊施設がないこと。地元の人も集まって楽しめるような『泊まれるカフェ』を造りたかった」。31年の役場勤務の後、「挑戦するなら体力、能力的にも今がリミット」と54歳で退職し、昨年6月、カフェと宿泊施設が一体となった同店を開いた。

 「世間からは、この年齢で借金してばかじゃないか、と言われた」と苦笑い。しかし、需要はあった。週5日営業のランチには月200人が訪れる。地域の人にはパーティー会場として重宝されている。宿泊施設は県外から来た村民の親戚や村のホールで公演した音楽家、村内の工事の作業員らに利用されている。

 ランチは1280円で、メイン料理にライス、スープ、ミニデザートに数種類のフリードリンク付き。サラダは村産野菜を使う。腕を振るうのはホテルシェフなどの経験がある比嘉正二さん(68)。人気のメイン料理「豚肉のファルシー」は豚肉でアスパラガスやハム、チーズを包んで焼いたボリュームがある一品で、にんにくの香ばしさが際立つソースが食欲をかき立てる。

 「チキンソテー&タラのフリッター」のチキンはパリパリの皮にジューシーな身、タラはカリッとした衣にほくほくの白身と、「間違いない」組み合わせを楽しめる。

 新里さんは「『おいしかった』や『熟睡できた』の声がうれしい」と笑顔。「ただいま、と入ってくるような家庭的な店にしたい」と望んだ。(北部報道部・又吉嘉例)

 【お店データ】宜野座村松田2629の269。電話098(968)5336。ランチ営業は午前11時~午後3時。月・火曜定休。夜は相談の上でパーティーや模合に対応するほか、音楽ライブも開催。カフェはバリアフリー。駐車場17台。