【沖縄】沖縄こどもの国で飼育されているツキノワグマの雌の3歳の成獣、美月が今月7日に展示場をよじ登り、屋根部分のフェンスを歯でこじ開けて、一時脱走していたことが10日、分かった。来園者が展示場外の屋根を歩いているのを発見し、午前11時45分に飼育員に連絡し、5分後に取り押さえられた。

ツキノワグマの美月(みつき)=7月18日、沖縄市の沖縄こどもの国

 美月は7月に長崎県の動物園から導入した。導入時の体長は約120センチ、体重54キロ。同園によると通常、人と出合うと逃げ出すが、出合い頭では襲う危険性もある。同園によると、美月は先月5日昼にも飼育係が出入りする入り口上部のフェンスのつなぎ目を前脚で揺らしてこじ開け脱走しているのを飼育員が発見、10分後に取り押さえられており、園の管理体制が問われることになりそうだ。

 同園は先月こじ開けられた場所を補修し、よじ登れないようベニヤ板を張り付けていたが、今回は入り口から離れた展示場のフェンスだった。担当者は「展示場のフェンスをこじ開けるには手足を使わねばならないが、そうなると体重を支えられずに落下すると見ていた。口で開けるのは想定外だった」としている。

 今回の脱走が発覚したことで同園は7日に市へ、9日には県動物愛護管理センターへ報告した。

 同園は展示場の屋根部分のフェンスを鉄柵に替え改修工事をする予定で、工事を終えるまで美月の展示を控えるという。現在、工事の設計中で改修を終える時期は未定。