心に残る歌詞と軽快なリズム。2007年に作られたワラビーのイメージソング「ワ・ワ・ワ・ワラビー」は、沖縄タイムスのCMに使われ、「ワラビーソング」の愛称で親しまれました。歌っていたのは当時、中学2年の高良莉李子(たから・りりこ)さんです。24歳になった莉李子さんは目標に向かって今も進み続けています。

「ワラビーソング」が完成した頃の莉李子さん

ワラビーと10年ぶりの再会を喜ぶ高良莉李子さん。過去の写真と同じポーズをとってもらいました=1月10日、南風原町・エヌビー沖縄

レッスン中の莉李子さん。元気な声がひびきます

「ワラビーソング」が完成した頃の莉李子さん ワラビーと10年ぶりの再会を喜ぶ高良莉李子さん。過去の写真と同じポーズをとってもらいました=1月10日、南風原町・エヌビー沖縄 レッスン中の莉李子さん。元気な声がひびきます

ダンサー兼インストラクター

 莉李子さんは現在フリーのダンサー兼ダンスインストラクターをしていて、各地のスポーツクラブでダンス教室を開いています。ワラビーが訪ねた日も、南風原(はえばる)町のスポーツクラブで4~12歳の子どもたち17人にダンスを教えていました。

 莉李子さんの掛け声に合わせ、みんな楽しそうに動いています。内容は子どもたちの体調や気分に合わせて柔軟に変化させるそう。1年前に始めたときは3人ほどのクラスでしたが、評判を聞いて今では20人近くになりました。

 昔から歌で自分を表現することが好きで、タレントスクールに所属して歌手を目指していた時にワラビーソングの話があり、チャレンジすることになりました。「不安は全然なくて、やる気しかなかった」と振り返ります。

 莉李子さんはワラビーソングと共に成長していきました。ワラビーと一緒に県内各地のイベント会場へ足を運び、たくさんの人の前で歌って踊り、とても楽しかったそうです。またそんな日々の中で見えないところで支えてくれている人のありがたさも知りました。フリーで活動する今、「スタッフや関係者への礼儀を学んだ経験はとても役立っています」と言います。

歌って踊る楽しさ伝えたい

 ワラビーソングの活動を経て高校へ進学し、卒業後はダンサーを目指すようになります。「自分にとってダンスの面白さは、同じ曲でもその時の感情によってまったく違うものに変化すること」と話す莉李子さん。常に最高のパフォーマンスを追求しています。

 インストラクターの仕事は生徒の個性に合わせてカリキュラムを考えなくてはいけない大変なものですが、子どもと一緒に踊るのが好きなので楽しんでいます。技術だけではなく、周囲の人たちに感謝の気持ちを伝えられる素直さも身につけてもらうのが願いです。

 また今年は再び歌の仕事に挑戦するのが目標です。「教え子たちと舞台で一緒に歌って踊って、みんなの可能性をもっと広げたいな」と声を弾ませます。

 莉李子さんはダンサーを目指す子どもたちに「できるできないを考えず、まず楽しんでほしい」と言います。そして「夢がある人は、何をするべきか考えてしっかり計画を立てて、そしてためらわずに一生懸命取り組んでみてほしい」とアドバイスしてくれました。

 07年7月1日付のワラビー紙面で将来の夢について「歌って踊れる笑顔が絶えないアーティスト」と話していた莉李子さん。その夢は実現しつつあります。