四天王寺(大阪市天王寺区)の国宝で、首からぶら下げるお守り「懸守」(平安時代)に、如来像が内側に彫られた木製の円柱が納められていたことが分かり、9日、調査した京都国立博物館などが発表した。

 四天王寺の一本崇之学芸員は「信仰の歴史を知る上で貴重な発見」としている。

 懸守(高さ6・4センチ、奥行き7・3センチ)は削って桜の花びらを模した木材に布を貼ったもの。平安時代に皇族や公家など高貴な身分の女性か子どもが身につけていたとみられ、後に四天王寺に奉納された。これまでも内部に何らかの品が納められていることは知られていたが、コンピューター断層撮影調査で分かった。(共同通信)