沖縄県の本部半島と国頭村の北側の海岸で9日、油のような物が漂着しているのが見つかった。那覇と中城の両海上保安部海岸を調べ、球状の油のような塊計16個と油が付着したようなペットボトル計43本、漁具などを確認した。上海沖の東シナ海で1月、石油タンカーが貨物船と衝突後に沈没し、積み荷の原油などが流出。両保安部は同事故で流出した油が県内に流れ着いた可能性もあるとみて影響を調べている。

仲尾次海岸で見つかったペットボトル(那覇海上保安部提供)

国頭村の北側の海岸で見つかった油状のものが付着したペットボトルや漁具など=9日、同村(中城海上保安部提供)

崎山海岸で見つかった油状の黒色の塊(那覇海上保安部提供)

仲尾次海岸で見つかったペットボトル(那覇海上保安部提供) 国頭村の北側の海岸で見つかった油状のものが付着したペットボトルや漁具など=9日、同村(中城海上保安部提供) 崎山海岸で見つかった油状の黒色の塊(那覇海上保安部提供)

 8日に那覇自然環境事務所から情報があり、海保が海岸への漂着を確認していた。

 漂着物は本部町の備瀬から今帰仁村の崎山の間と、同村の運天地区から名護市源河までの間の海岸で最大で6センチの塊が計16個、ペットボトル計38本が、国頭村辺戸の海岸ではペットボトル5本や30センチ四方の発泡スチロール箱、漁具6個が見つかった。

 本部町備瀬の高良善久区長(70)は「油が漁業に影響がでないか心配。砂浜で遊ぶ観光客もたくさんいるので徹底的に取り除いてほしい」と話した。

 石油タンカーと貨物船の衝突事故は1月6日に発生。タンカーが奄美大島の西約315キロで沈没し、その影響とみられる油が奄美大島の海岸などに漂着していた。