【石垣】交通事故でけがを負った国指定特別天然記念物のカンムリワシが元気を取り戻し、6日、事故現場に近い市川平の水田で放鳥された。

力強く羽ばたくカンムリワシの「ヘラ」=石垣市川平

 このカンムリワシは10月22日、県道79号沿いで脳振とうで飛べなくなっていたところを保護された。足には過去に保護されたことを示す青のカラーリングがあり、昨年1月に衰弱状態で保護された愛称「ヘラ」と確認された。

 環境省職員や報道陣が見守る中、保護員が抱えた手を放すと力強く羽ばたき、森へと飛び立っていった。

 回復を見守った傷病野生鳥獣保護飼養ボランティアの渡久山恵さんは「カンムリワシはこれから繁殖時期を迎え、道路などに出てくるケースも多くなる。石垣と西表では速度を落とした運転を心掛けてほしい」と呼び掛けていた。