【南風原】県さとうきび対策本部は12日、さとうきび政策確立沖縄県農業代表者大会を南風原町立中央公民館で開いた。環太平洋連携協定(TPP)の影響を最小限に抑えるため、生産振興対策の強化と交付金水準の引き上げなどを政府と与党に求める要請書と大会宣言を採択した。大会に参加した農家ら約500人が要求実現に向けてガンバロー三唱で気勢を上げた。

ガンバロー三唱で気勢を上げる、さとうきび政策確立沖縄県農業代表者大会の参加者たち=12日、南風原町立中央公民館

 要請書には、TPP交渉の詳細を公表し関連法制度整備と予算処置をすることや、さとうきび増産基金の継続、土地基盤整備や農業機械導入に必要な予算枠確保など7項目を求めている。年内に農林水産省、内閣府などに提出する予定。

 県さとうきび対策本部の新﨑弘光本部長は「TPP交渉で糖価調整制度は維持されたが、加糖調製品の輸入拡大などが盛り込まれていて楽観できない」と指摘し、「沖縄の農業と離島地域を守るため、あらゆる農政運動を展開していく」と強調した。

 沖縄市さとうきび生産組合の池宮城盛基組合長は「サトウキビ生産を取り巻く状況は厳しい。農家が安心して生産を続けるために、一丸となって要求を実現させよう」と決意表明した。