沖縄県石垣市の土木会社事務所で事務員の女性(52)が殺害された事件で、県警特別捜査本部が、現場の遺留物などから30代の元従業員の男性を重要参考人として任意で事情を聴いていることが10日、複数の捜査関係者への取材で分かった。県警は事件に関与した疑いがあるとして慎重に裏付けを進めている。容疑が固まり次第、令状を請求し、11日にも逮捕する方針。

 捜査関係者によると、事務所内部の事情をよく知る者が犯行に関わった可能性があるとみて捜査。関係者などから事情を聴く中で元従業員が浮上した。元従業員は昨年秋以降に会社を辞めたという。

 捜査関係者によると、殺害現場の事務所内から大底さんの財布が無くなっているという。事件当日は会社の給料日で支給予定の現金は事務所内に残っていたという。県警は、2人の間に何らかのトラブルがあった可能性も視野に捜査を進めている。

 事件現場周辺では10日、捜査員十数人が、金属探知機などを手に現場周辺の排水口の中を調べる様子が確認された。