名護市辺野古の新基地建設に反対する「沖縄建白書を実現し未来を拓(ひら)く島ぐるみ会議」は12日、米国議会議員や米市民団体に辺野古反対の民意を伝えるため米ワシントン、サンフランシスコを訪ねる訪米団の結団式を那覇市内で開いた。呉屋守將金秀グループ会長を団長に県議や市民団体メンバー26人が参加する。一行は15日に出発し、22日に帰沖する。

訪米に向けガンバロー三唱で気勢を上げる島ぐるみ会議の呉屋守將共同代表(左から3人目)ら=12日、那覇市上下水道庁舎

 翁長雄志知事や県議団が今年5月に訪米し米政府や議員に辺野古反対を伝えた。島ぐるみ会議の訪米は、翁長知事が10月に前知事の辺野古埋め立て承認を取り消したことをいち早く米国世論に訴えることを主な目的としている。

 ワシントンでは米議会の軍事委員会、環境委員会などに所属する主要議員38人に面談を申し入れている。サンフランシスコでは下院軍事委員会委員のバーバラ・リー氏、上院環境委員会委員のバーバラ・ボクサー氏などの事務所関係者や有権者と意見交換を予定している。

 辺野古に反対する沖縄の支援を決議したカリフォルニア州バークレー市議会の関係者とも面談。サンフランシスコ市議会の議員に対し沖縄を支援する決議を検討するよう要請する。

 結団式で呉屋団長が「140万人県民の代表として、必ず成果を出す訪米としたい。ワシントンの政治状況は(沖縄に)冷たいかもしれないが諦めるわけにはいかない」と意気込みを語った。

 島ぐるみ会議共同代表で対米部会長として訪米を計画した高里鈴代氏は「環境や人権の面で米国も辺野古問題の当事者であることを訴える必要がある」と述べ、有権者である市民や議員をサポートする機関に沖縄の民意を伝える草の根の運動の重要性を訴えた。