サシバ1羽が、沖縄県南風原町本部の集合住宅に2週間ほど前から居着いている。サシバはステンレス製の水タンクの上に乗り、時折、「キー、キー」と鳴き声を上げる。見つめる住民は「タンクに映る自らを見て、仲間と思っているのでは」と話している。

水タンクに乗るサシバ。ステンレスに映った姿を見て「仲間と思っているのでは」と住民は話す=12日、南風原町本部

 水タンクは集合住宅1階の駐車場にある。そばのフェンスにつかまっては鏡のようなタンクの表面を見つめ、タンクの上にうつむくようなしぐさを見せる。

 沖縄野鳥研究会の比嘉邦昭代表(71)は「タンクにはゆがんで映るので、鳥に似た何かがいると思っているのでは」と推測。タンク周辺は近隣の畑が見渡せるため、エサを探す場所としてとどまっているとみる。

 近くに住む佐川明彦さん(63)、小百合さん(54)夫婦は「雨降りでもじっと水タンクを見つめているので、やはり仲間と思っているのでは。つがいとなる相手が早く見つかるといいけど」と気をもむ。