【西表島=竹富】竹富町西表島の水稲農家が栽培し、今年3月に県産米銘柄に設定された新品種「ミルキーサマー」の販売が13日、石垣市新栄町のファーマーズマーケットゆらてぃく市場で始まった。ミルキーサマーは一般的なうるち米より粘りが強く、冷めても固くなりにくい「低アミロース」が特徴。弁当やおにぎりに適し、食味も県内で広く栽培されている「ひとめぼれ」と同程度という。

ミルキーサマーの販売開始をアピールする農家や竹富町、JA関係者=石垣市・JAおきなわ八重山支店

 西表島の水稲農家が4年前から栽培に取り組み、昨年、新米を初めて販売。今年は県産米銘柄に設定されたため、「西表島産ミルキーサマー」と産地と品種を表示しての販売が可能になった。

 JAおきなわによると、県内の2期米は全国の米どころの新米との競合で販路が限定的だった。ミルキーサマーが新ブランドとして定着すれば差別化が図られ、農家の所得向上にもつながる。

 販売開始の記者会見で、水稲農家の西大舛高均(こうきん)さん(39)は「収量も多く、沖縄の気候に合った米。西表の大自然で育ったブランド米としてアピールしていきたい」と力を込めた。

 県内では11月下旬ごろからコープおきなわ、Aコープ各店で販売予定。