うるま市の闘牛文化を観光資源とするには何が必要かを検証するモニターツアーが8、9の両日市内であり、首都圏などから訪れた5人が闘牛観戦などを楽しんだ。

参加者に闘牛で「道具」と呼ばれる角の特徴などを説明する伊波大志さん(左端)=9日、うるま市石川東恩納

 趣味や関係者の心意気で成り立ってきた闘牛を経済的にも持続可能なものにしようという、市商工会による「闘牛文化リマスタープロジェクト」。8日は市の特産などを使った試作版「闘牛弁当」を食べつつ秋の全島闘牛大会を観戦したほか、勝利牛の祝勝会にも参加し牛主らの闘牛にかける熱い思いを聞いた。また9日は闘牛牛舎を巡り、闘牛場と違ったおとなしい牛たちと触れ合った。

 案内役で県内唯一の闘牛実況アナウンサー伊波大志さんの父親の牛舎(市石川東恩納)では、伊波さんが「道具(角)の形は重要だが、道具だけで勝ってきた牛は打たれ弱い」と説明。参加者は解説を聞きながら牛の体をブラシで磨いたり、餌を与えたりした。福岡から参加した日下義顕さん(48)は「プロ野球中継じゃないけれど、闘牛に実際に携わる人のポイントを押さえた解説を聞くと面白さや興味が増した」と感心した様子だった。

 市商工会は今回のツアー参加者のアンケートなどを基に企画を磨き、来年にも闘牛ツアーの本格実施を目指す。